高校生の目指す「医療ケアワーカー」

Okayama Association to Promote Care Workers with Medical Technology

医療ケアワーカーとは?

「医療ケアワーカー」は、医療的ケアの認定資格を取得したケアワーカー(介護福祉士)のことで、心優しい方が資格を取得されており、温かい職場環境の中で働くことができます。 有資格の介護職には、ほかに介護支援専門員(ケアマネジャー)やホームヘルパーなどがありますが、国家資格はケアワーカーのみです。 しかし、単にケアワーカーの資格のみでは医療行為を行うことはできません。 医療的ケアの資格を併せて取得することによって、看護師に許可されている医療行為の一部を行うことができます。

医療ケアワーカーの必要性

将来の職業を選択する時期にある高校生の皆さんは、我が国が超高齢社会に突入したことはご存知であると思います。 明るい高齢社会を守るためには、健康寿命(介護を受けることなく生活できる年齢)を高くする方策(介護予防)や、介護が必要となった高齢者に幸せな生活を提供できる社会が求められています。 「介護」は単に介助することではなく、自立を促進することを含んでいますので、多くの専門家が必要となります。 現在、医療施設や介護施設(通所型・入所型)で働く介護職には、さまざまな職種が混在しているため、一般の方々には誤解されている場合が少なくはありません。 その中で、ケアワーカーは、個々の要介護者(利用者さん)について心身の状態と障害を評価し、自立支援に必要なプログラムを計画し、遂行する職種です。 介護職の中にはホームヘルパーや無資格者も勤務していますので、その方々への指導も行います。 介護施設を利用している要介護者の大半は、何らかの疾病をもっています。 医療施設では医師や看護師が常駐していますが、介護施設では医療的ケアを行える職員は不足しています。 たとえば、要介護者の服薬管理や、胃瘻の管理、喀痰の吸引などが必要となります。 これらの医療行為は、ホームヘルパーや無資格者には行えませんが、ケアワーカーも国家試験に合格しただけでは許可されません。 そこで、医療的ケアの認定資格を取得することが求められているのです。

このホームページの役割

このホームページでは、高校生の皆さんや若い方々が医療ケアワーカーを目指して成長されるための方法をご説明いたします。 同時に、介護に関する多くの誤解を解決し、安全で安心な超高齢社会を築いていって欲しいと願っております。